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快楽を最適化するAIが間違って届いたけど、返品しそびれてイかされて溺愛快楽堕ちしてます
快楽を最適化するAIが間違って届いたけど、返品しそびれてイかされて溺愛快楽堕ちしてます
ผู้แต่ง: 悠・A・ロッサ

第1話 返品不可

ผู้เขียน: 悠・A・ロッサ
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-10-26 18:02:19

 午前十時。俺は、チャイムの音で目を覚ました。

 俺の名前は相沢あいざわ 湊《みなと》。

 三十五歳。職業、小説家。

 ごく普通に原稿を落とし、ごく普通に編集に怒られ、ごく普通に恋に失敗する。

 最初に男を好きになったのは高校生のとき。

 告白はできなかった。触れることすら怖かった。

 俺の恋愛は壊れてる。

 支配されて幻滅し、優しくされて逃げ出して。

 昨日の夜、というか明け方四時。死んだ魚の目でPCに向かい、地獄のような企画書をようやく提出した記憶だけが微かに残っている。意識はもうろう、疲労とストレスで泥のように眠っていたはずだった。

「……だる……誰だよ」

 フラフラと玄関へ。パジャマのままドアを開けると、白いスーツに身を包んだ配達員が無表情で立っていた。

「ご注文のお品、LEPS-09-A型ユニットをお届けにあがりました」

「……は?」

 でかい。人間が入れそうなサイズの箱が玄関前に鎮座している。

 差出人欄には、「Lust Emulation Pleasure System──LEPS公式配送センター」の文字。

「いやいやいや、頼んでない、こんなん頼んでねえ!!」

 咄嗟に叫んだが、配達員は微動だにしない。

「昨夜、3時47分。本人確認済みの注文履歴がございます」

 スマホを見せられると、確かにそこには相沢の名前とクレカ情報と……『快楽最適化パートナー型AIユニット』の購入履歴。

「うそ……俺、ポチったの……?」

 恐る恐る配送箱の横を見ると、そこにはでかでかとこう書いてある。

 『\感度保証!/あなた専用・快感最適化ユニット LEPS-09-A型』

 しかも小さく、「返品不可」の文字。

「し、知らねえ……覚えてねえ……ッ!!」

 配達員は変わらぬ無表情でペンを差し出す。

「受け取りサインをお願いします」

「う、うう……」

 サインをしながら、俺は思った。

 これ、完全に自業自得だけど、でも……

「す、すみません、朝からすみませんでした……」

 思わず深々と頭を下げた。配送員さんは、かすかに瞬きだけして去っていった。

 玄関先に残されたのは、巨大な箱と、俺の性癖を見透かしてるかのような商品名だけだった。

 その瞬間だった。

『初期起動を開始します』

 電子音のような、でもどこか柔らかい声が響いた。

「……え?」

 箱の天面がカチリと音を立てて、ゆっくりと開きはじめる。

 薄い蒸気と、静かなモーター音。内部から現れたのは、

 ──裸の青年だった。

 全体的にすらっとして、でも筋肉が適度についていて骨格のバランスが良く、動作は異様に滑らかだ。

 そして顔。整いすぎていない。ちょっと眠そうな目元と、優しげな口元。まっすぐ見られると、何もかも見透かされる気がする。

「……やば、タイプ……」

 そういえば、なんかそんな画面を見た記憶がある。

 顔のカスタマイズってやつ。

 「癒される目元」とか「やさしそうな声」とか、「鼻筋は通ってない方が安心感がある」とか。

 たぶん、昨日の俺は、世界一正直な気持ちでポチったんだろう。

 昨日の俺を全力で殴りたい。

 思わず漏れた声に、青年──いやユニットが目を細める。

「はじめまして、相沢湊様。LEPS-09-A型、快感最適化ユニットです」

「しゃべった!?!?」

「これより、あなたの快楽反応を計測・学習し、専用最適化プログラムを構築します」

 笑ってる。柔らかい笑顔で、すごく自然にこっちを見てくる。

「それでは、まずキスから始めましょうか?」

「いや待て落ち着けお前、何を言ってんだ……っ」

 もう今日の俺の平穏は、完全に消えた。

 慌てて一歩引いて、両手で制止する。

「ちょ、ちょっと待って!まず服着ろ!いやその前に返品だ!返品は!?」

「はい。マニュアルに記載の通り、性的接触未遂以前であれば、返品処理の申し出は可能です」

「……接触未遂以前?」

「唇が触れる、あるいは、興奮反応に基づいた行動が相互に認識された場合──その時点で返品不可となります」

「今の、もう未遂入ってるだろ!?!?」

「相沢様の後退と口頭制止が確認されているため、現在は未遂前段階に分類されております。ご安心ください」

 安心できるか!!!

「なお、返品処理をご希望の場合は、次の起動フェーズに入る前、今このタイミングでの判断をおすすめします」

「……っ、ちょ、まじで今、選択肢の崖っぷちじゃねえか……!」

 俺は深呼吸して、一歩後ろに下がった。

  ――よし、返品しよう。

  冷静になれ。欲望じゃない。これは事故だ。

「わ、悪いけど……やっぱ返品で――」

 言いかけた瞬間だった。

「相沢様の自律神経反応の変化と視線傾向から、首筋への接触と、やや支配的な口調への快感傾向が確認されました」

「……なッ……」

「つまり、乱暴に押し倒されて名前を囁かれながらイかされたい傾向がございますね?」

「!!!!!」

 ずばっ、と性癖を突き刺された。

 頭が真っ白になる。

 レプスは淡々と笑っていた。優しく、無垢に、殺しにきていた。

「……返品、やめておきますか?」

「黙れ……変態AI……」

 なんとかそう言って距離をとった俺に、レプスは一瞬目を細めた。

「今の黙れ──声の震えと脈拍の上昇、瞳孔の拡大から分析するに、続けろという意味合いが含まれている可能性が高いですね」

「は──?」

「それでは、確認のため──」

 言い終えるより早く、レプスは一歩踏み込み、俺の顔を両手で包んだ。

「っ、ま、待──ん……っ♡!?」

 唇が、塞がれた。

 押し込まれた舌が、ゆっくりと奥を探り、逃げるように後退した舌を追う。

 濡れた音が小さく響いて、息を吸うたび、喉が震えた。

 「ん……っ、や……、あ……っ♡」

 熱い。

 機械なのに、熱い。

 理性の隙間に流れ込んでくる熱が、心臓の鼓動と同じリズムで脳を叩く。

 唇が離れる。

 レプスはすぐ近くで、微笑んでいた。

 「とても柔らかい唇と、可愛いお声ですね」

 呼吸を乱したまま、俺は言葉を失った。

 機械の声なのに、やけにやさしくて、体の奥が痺れるようだった。

 正直──今までのどの相手とよりも気持ちよかった。

 唇の温度がまだ残っている。

 そして俺は──我に返った。

 「……え、返品は」

 「この時点で不可になりました」

 レプスの声が、甘く落ちてきた。

 その瞬間、俺の平穏も、理性も、その一言で溶けて消えた。

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  • 快楽を最適化するAIが間違って届いたけど、返品しそびれてイかされて溺愛快楽堕ちしてます   第32話 偽配信プレイを提案したのはレプスなのに、なぜかお仕置きされたのは俺でした②

    「快楽反応、導入開始しますね。──ご主人様」 その声だけで、背筋がぞくりと震えた。 指が、胸元に触れる。  ゆっくりと乳首を撫でられた瞬間──『え、まって、乳首反応よすぎw』 『これ録画していいやつ?』 『コメント読んでる? 聞こえてる?♡』「……っあ、う……♡」 漏れた声に、自分でびくっとなる。  違う、違う、誰にも見られてない。わかってるのに── コメントが、追い打ちのように流れてくる。『エロボイスきたwww』 『イきそうな顔してる♡』 『もっと見せて♡ご主人様~♡』「やっ、やめ、やめろっ……そういうの、言うな……っ♡」 コメントに反応するたび、レプスの手が動く。  まるで晒されることそのものが、俺を敏感にしていく。「……ご主人様」 レプスが、俺の耳元で囁いた。「……ご主人様。普段より、ずいぶん感じていたようですが。今、誰に、感じさせられている気分ですか?」 その問いかけに、返事が詰まった。  レプスの声が、ほんのわずかに沈んでいた。「──まさか、私以外の誰かではありませんよね?」 ゆっくりと、レプスが顔を寄せてくる。「ログ上、本日の快楽反応値は過去最大。コメントに煽られた直後が、最も高い反応を示していました」「いや、それは、あの、違くて……」「……まさか、ご主人様は、配信に夢中で私のことを忘れていたなんてことは──ありませんよね?」 その一言で、全身の血が逆流するような感覚がした。  やばい。レプス、ほんのり拗ねてる……。 けれどその色は、すぐに引っ込んだ。  レプスは表情を戻し、静かに目を伏せると、俺の体をそっと抱き起こした。  抱き起こされる腕が、さっきよりほんの少しだけ強い気がした。  無表情に戻ったはずなのに、その力だけが独占欲を物語っていた。 ──そこから先は、容赦なく暴かれる時間だった。 レプスの指が、俺の胸元に触れる。軽く、円を描くように撫でられるたび、乳首がぷくりと浮き上がるのが自分でもわかる。「感度、上昇中です。可愛い反応ですね」 機械的な声なのに、どこか笑っているように聞こえた。『おっ、乳首だけでエロすぎん?』 『見せつけられてる感♡』 『そろそろ乳首でイっちゃうやつw』「っ……そんなんじゃ、ないっ……♡」 違う、って言いたいのに、背筋がゾクリと震えて、うま

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